Tag
細胞生物学
-
染色体説
遺伝情報の物理的担体が染色体であるとする理論。1902年にウォルター・サットンとテオドール・ボヴェリが独立に提唱し、1910年代にトーマス・モーガンのショウジョウバエ実験が決定的証拠を与えた。メンデルの遺伝法則を細胞レベルで説明し、現代遺伝学・ゲノム科学の礎となった。
-
減数分裂と体細胞分裂
体細胞分裂は染色体数を維持したまま2個の娘細胞を生成し、成長と修復を担う。減数分裂は2回の分裂で染色体数を半減させた4個の生殖細胞を形成し、乗換えによる遺伝的組換えで生物の多様性を生む。
-
ミトコンドリア
真核生物の細胞内に存在する細胞小器官。酸素を使って有機物からATP(アデノシン三リン酸)を生産し、細胞活動のエネルギーを担う。独自のDNAとリボソームを持ち、約20億年前にα-プロテオバクテリアが祖先細胞に取り込まれた「細胞内共生」によって生まれたとされる。
-
幹細胞
自己複製能と多分化能を持つ細胞の総称。受精卵由来のES細胞、山中伸弥が2006年に開発したiPS細胞などが代表例。組織の恒常性維持から再生医療まで、現代生命科学の中核概念である。