Tag
形而上学
-
アリストテレスの四原因説
前4世紀、アリストテレスが『自然学』『形而上学』で体系化した原因論。存在と変化を質料因・形相因・動力因・目的因の四軸で説明する。中世スコラ哲学に継承されたのち、近代科学の台頭で目的因は排除されたが、組織・設計・戦略の目的論的思考として今日の実務にも生きている。
-
質料形相論
前4世紀、アリストテレスが『形而上学』『自然学』で体系化した理論。あらゆる事物は可能性としての質料(hylē)と、それに何たるかを与える形相(morphē)から成ると説く。変化・生成・消滅を説明する枠組みとして中世スコラ哲学に継承され、現代の組織論・設計思想にも応用される。
-
観念論
「何が実在するか」という問いに対し、精神・観念・意識こそ根源的実在だと答える哲学的立場。プラトンのイデア論に源を発し、カント・フィヒテ・ヘーゲルのドイツ観念論へと体系化された。唯物論と対をなす思想の基軸である。
-
存在論
哲学における「存在するとは何か」を問う根本領域。アリストテレスの第一哲学に始まり、カントの批判哲学を経て、ハイデガーの『存在と時間』(1927)で刷新された。問いの立て方を問い直す技法として、意思決定の質に直結する。
-
汎心論
意識は人間や動物に限らず、あらゆる物質の根本的性質に宿るとする形而上学的立場。古代ギリシャのタレスやプラトンに源流を持ち、ライプニッツを経て、デイヴィッド・チャーマーズやフィリップ・ゴフらによって現代の「ハード問題」解決策として再評価された。
-
テセウスの船
英雄テセウスの船を保存するにあたり板を順次交換し続けると、全部品が入れ替わった時点でなお「同じ船」か——という古代ギリシャ由来の問い。同一性・本質・連続性を問うパラドックスであり、人格・組織・ブランドの同一性論争に広く応用される。
-
実体二元論
17世紀、デカルトが定式化した哲学的立場。精神(思惟する実体・res cogitans)と物体(延長する実体・res extensa)は互いに還元できない別種の実体であると主張する。心が身体にどう作用するかという「心身問題」を鋭く提起し、現代の意識研究・認知科学・哲学的ゾンビ論争に至るまで議論の原点であり続ける。