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ハイデガー
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実存主義
20世紀を代表する哲学運動。キルケゴールを先駆として、ハイデガー・サルトル・カミュらが多方向に発展させた。「人間はまず存在し、後に自らの本質を作る」という命題を核に、自由・責任・不安・死を哲学の中心主題に据えた。経営者の自己決定論とも深く接続する。
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存在論
哲学における「存在するとは何か」を問う根本領域。アリストテレスの第一哲学に始まり、カントの批判哲学を経て、ハイデガーの『存在と時間』(1927)で刷新された。問いの立て方を問い直す技法として、意思決定の質に直結する。
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存在と時間
マルティン・ハイデガー(1889-1976)が1927年に刊行した20世紀哲学の最重要著作の一つ。『存在とは何か』という古代からの問いを、『人間存在(現存在)』の分析を通じて再構成。『死への存在』『不安』『世人(das Man)』などの概念で、我々が日常に埋没して本来の生を忘れる構造を暴いた。実存主義、現象学、現代思想の水脈を決定づけた未完の大著。
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技術への問い
マルティン・ハイデガー(1889-1976)が1953年にミュンヘンで行った講演『技術への問い(Die Frage nach der Technik)』。後期ハイデガーの代表作の一つ。技術は単なる道具や手段ではなく、世界の現れ方を規定する『存在の開示様式』であると論じた。現代技術の本質を『総かり立て体制(Gestell)』と名付け、人間と自然を『用立て可能な資源』として立てさせる仕組みとして批判。技術の外に立つのではなく、技術の本質を思惟することでのみ『救いの力』が生まれると説いた。現代技術論・生態哲学・AI倫理の原点。