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日本美術
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金継ぎ
室町時代に成立したとされる陶磁器修復技法。割れや欠けを漆で接合し、金・銀・白金の粉で仕上げることで、修復跡そのものを文様として美に変える。「傷は歴史の証明である」という侘び寂びの美意識と深く結びつき、現代では心理学・経営学にも援用される概念となっている。
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絹絵
絹地を支持体として用いる絵画技法の総称。中国では前漢期から確認され、日本には奈良時代に伝来した。薄絹の透光性が墨・顔料の発色を高め、仏画・肖像画・障屏画の主要素材となった。現代でも日本画の素材として用いられる。
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江戸浮世絵版画
17世紀末に墨摺絵から始まり、1765年の鈴木春信による多色刷り『錦絵』完成で黄金期に入った江戸の大衆版画。版元・絵師・彫師・摺師の分業により、美人画・役者絵・名所絵・春画・武者絵が安価に量産され、都市町人の視覚文化を形成した。19世紀にはジャポニスムを通じて印象派に衝撃を与えた。
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歌川広重
江戸・八代洲河岸生まれの浮世絵師。定火消し同心の家に生まれ、歌川豊広に入門。『東海道五十三次』(1833-34)で全国的名声を得た後、『名所江戸百景』(1856-58)まで、叙情的で抒情的な風景版画を描き続けた。ゴッホが油彩で模写した事でも知られ、近代絵画に大きな影響を残した。
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葛飾北斎
江戸本所生まれの浮世絵師。90歳で没するまで30以上の画号を用い、美人画・役者絵から読本挿絵・肉筆画・絵手本『北斎漫画』・風景版画まで全ジャンルを制覇した。70代の『富嶽三十六景』(1831-34)は風景版画という新ジャンルを確立し、『神奈川沖浪裏』は世界で最も知られる日本の図像となった。
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歌舞伎
1603年、出雲阿国の『かぶき踊り』に始まり、江戸時代を通じて歌・舞・演技を融合する総合演劇として発展した日本の伝統舞台芸術。若衆歌舞伎・野郎歌舞伎を経て、女方・荒事・和事の演技様式、隈取・見得・花道の演出装置が確立。元禄期に近松門左衛門、幕末に河竹黙阿弥が名作を残した。ユネスコ無形文化遺産。
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枯山水
水を用いず、白砂・石組・苔・植栽のみで山水(自然)を象徴的に表現する日本独自の庭園様式。室町時代、禅宗寺院において完成し、京都・龍安寺の石庭、大徳寺大仙院、東福寺方丈庭園が代表例。瞑想と鑑賞のための庭として、極限まで抽象化された空間は、後の現代アート・ミニマリズム・造園思想に影響を残す。
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能楽
14世紀後半、観阿弥・世阿弥が猿楽能を大成し、足利義満の庇護を受けて武家社会に定着した日本最古級の舞台芸術。能面・装束・謡・舞囃子・地謡による総合芸術であり、亡霊・神・鬼が主人公となる夢幻能の形式を確立。2001年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
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安藤忠雄
大阪生まれの建築家。元プロボクサー、独学で建築を修めた異色の経歴を持つ。住吉の長屋、光の教会、水の教会、直島のベネッセハウスと地中美術館など、打放しコンクリートの禁欲的な幾何学と、自然光・水・風の繊細な取り込みを統合した作品群で、1995年プリツカー賞を受賞。日本現代建築の世界的顔である。