Tag
ロマン主義
-
エヴゲーニー・オネーギン
アレクサンドル・プーシキンが1825〜33年に章ごと発表し、1833年に完結した韻文小説。全8章、「オネーギン・スタンザ」と呼ばれる独自の14行詩形式で書かれる。批評家ベリンスキーに「ロシア生活の百科全書」と称され、行動力を欠いた知識人像「余剰人間(リーシニー・チェロヴェーク)」の原型として後世の文学に決定的影響を与えた。
-
フランケンシュタイン
メアリー・シェリーが1818年に発表したゴシック小説。科学者ヴィクター・フランケンシュタインが死体を繋ぎ合わせて命を吹き込み、醜悪な怪物を生み出す。怪物は孤独と拒絶の中で憎悪を育て、創造者を破滅へ追い込む。近代SFの始祖とも呼ばれ、技術・倫理・創造者責任の原型的寓話として今日も参照される。
-
風景画
自然・農村・海・山岳を主題に描く絵画ジャンル。西洋では17世紀オランダで宗教画の背景から独立して成立。ターナーや印象派を経て視覚体験そのものを問う芸術へ発展した。東洋の山水画とは異なる文脈で、人間と自然の関係を映し続けてきた。
-
ラファエル前派
1848年、ホルマン・ハント、ミレイ、ロセッティら7名がロンドンで結成した芸術集団。王立アカデミーの形式主義に反旗を翻し、ラファエロ以前の中世・初期ルネサンスの細密な写実と鮮烈な色彩、文学的・宗教的主題を特徴とした。アーツ・アンド・クラフツ運動やアール・ヌーヴォーに影響を与えた。
-
老水夫行
サミュエル・テイラー・コールリッジが1798年『抒情民謡集』に発表した長篇バラッド詩。罪なきアホウドリを殺した水夫が呪いと幻視の海を漂い、すべての生命への愛を回復することで解放される。超自然と道徳的因果を結びつけた構造が特徴。