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バロック
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ベルニーニ
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(1598–1680)は、ローマ・バロックの頂点を体現した彫刻家・建築家。教皇ウルバヌス8世をはじめ歴代教皇の庇護を受け、サン・ピエトロ大聖堂のバルダッキーノや広場の列柱廊を設計した。大理石に動勢と感情を刻む技法は西洋彫刻史を画し、「全体芸術(ゲザムトクンストヴェルク)」の先駆けとも評される。
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オランダ黄金時代の絵画
1609〜1672年頃を指すオランダ共和国の文化的絶頂期。レンブラント・フェルメール・ハルスらが活躍し、宗教画から市民的主題——風俗・肖像・静物・風景——へと絵画の主題を転換した。市場経済による美術品の商業流通という近代的仕組みを世界で初めて定着させた点でも歴史的意義が大きい。
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マニエリスム
1520年代にイタリアで生まれた美術様式。ラファエロ・ミケランジェロが到達した調和の頂点を前提に、それを意図的に変形・誇張することで独自の緊張感を生み出した。細長い人体、複雑な構図、人工的な色彩が特徴。パルミジャニーノ、ポントルモ、ブロンズィーノらが代表的担い手であり、16世紀後半にはプラハ宮廷を経て北ヨーロッパにも波及した。
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オペラ
16世紀末、フィレンツェの人文主義者たちが古代ギリシャ悲劇の復興を目指して生み出した舞台形式。音楽・詩・演劇・舞踊・美術を一体化した「総合芸術」として発展し、バロックから近代にかけてヴェルディ、プッチーニ、ワーグナーらが頂点を築いた。政治権力の宣伝装置であると同時に、民衆の感情を動かす公共文化の場でもあった。
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ベラスケス
ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)はスペイン・バロックを代表する宮廷画家。セビリャに生まれ、フェリペ4世の宮廷画家としてマドリードに仕えた。光と影の卓越した操作、人物の内面を映す肖像術、権力構造を画面に組み込む構成力によって、マネやピカソら後世の画家たちに絶大な影響を与えた。