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アルベール・カミュ(1913-1960)が哲学的エッセイ『シーシュポスの神話』(1942)で定式化した概念。不条理(absurde)は世界の中にあるものでも人間の中にあるものでもなく、『意味と統一を求める人間の叫び』と『理不尽な沈黙を返す世界』との対峙から生まれる関係だと論じた。このとき『自殺すべきか』が哲学の唯一の真に重大な問題となる。カミュの答えは自殺でも飛躍(宗教)でもなく、不条理を引き受けて『反抗』しつつ生きること。岩を山頂へ運び続けるシーシュポスを『幸福だと想像しなければならない』。