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菩薩(ボサツ、梵語: bodhisattva)は「悟りを求める存在」を意味するサンスクリット語の漢訳。大乗仏教が前1世紀ごろに確立した概念で、自らの悟り(涅槃)への入滅を保留し、一切の衆生が救われるまで現世で慈悲を行じつづける者を指す。観音・文殊・普賢・地蔵などの尊格として東アジア全域で信仰された。
サンスクリット語で「支える」を語根とする概念。ヒンドゥー教では宇宙的秩序および個人の義務・役割を指し、仏教ではゴータマ・ブッダの教え全体と存在の構成要素の双方を意味する。インド亜大陸に発生した主要宗教すべてに浸透し、義務・倫理・真理の交差点に位置する思想的基盤である。