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古代ギリシャ語で「行き詰まり・通行不能」を意味する哲学用語。ソクラテスが問答を通じて相手の自明な前提を崩し、当事者が「わからない」地点に立たされる状態を指す。この困惑こそが真の探求の出発点であり、無知の自覚から始まる知的誠実さの基盤となる。
前5世紀のアテナイで、ソクラテスが実践した対話による探求法。相手の主張に矛盾を示す反問(エレンコス)を繰り返し、「自分は何も知らない」という自覚から真の思考を引き出す。プラトンの対話篇を通じて伝わり、論理的思考・批判的思考の原型として現代教育・コーチング・法廷技術に継承されている。