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意識の流れ
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フィネガンズ・ウェイク
1939年刊行。ジェイムズ・ジョイスが17年かけて書いた最後の長編。英語を軸に60以上の言語を混成させた造語と掛け言葉で構成され、アイルランド人HCEの夢の一夜を描く。ヴィーコの循環史観を骨格に、神話・歴史・日常が渾然一体となった20世紀文学最大の実験作。
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飢え
クヌート・ハムスン(1859-1952)が1890年に発表したノルウェー語小説。クリスチャニア(現オスロ)で飢えながら創作を続ける無名作家の内的独白を描く。カフカ・ヘンリー・ミラーらに影響を与え、20世紀モダニズム文学の源流の一つとされる。
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ダロウェイ夫人
1925年にヴァージニア・ウルフが発表したモダニズム小説。ロンドンの一日(1923年6月)を舞台に、上流社会の女主人クラリッサと第一次世界大戦の傷を負う帰還兵セプティマスの並行する意識を描く。「意識の流れ」技法の代表作であり、時間・記憶・アイデンティティの断片的な構造が特徴。
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若き日の芸術家の肖像
1916年刊行、ジェームズ・ジョイスの初長編。カトリック教育、アイルランド国民主義、家族の重圧という三重の「網」から芸術家の魂が逃れていく成長物語。意識の流れの手法を部分的に先取りし、ジョイスが後に『ユリシーズ』で極限まで押し進める文学実験の起点となった。
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響きと怒り
1929年、ウィリアム・フォークナー発表。ミシシッピ州の名門コンプソン家の没落を、知的障害者・学生・冷笑家・黒人女性という四者の視点で語る。タイトルはシェイクスピア『マクベス』の一節に由来。意識の流れ・時制の解体・語り手の信頼不能性を極限まで押し進めた、20世紀英語小説の頂点に位置する作品。
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灯台へ
1927年、ヴァージニア・ウルフが発表した長編小説。スコットランドの孤島を舞台に、ラムジー一家の夏の滞在と10年後の再訪を描く。意識の流れ技法によって複数の主観が交錯し、時間・喪失・芸術創造の主題が編み込まれている。灯台は到達への渇望そのものを象徴し、「到達」より「渇望し続ける過程」に人間の本質を見出す構造を持つ。
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ユリシーズ(ジョイス)
アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスが一九二二年にパリで刊行した長編小説。一九〇四年六月十六日、ダブリンの広告取りレオポルド・ブルームと、知識人青年スティーヴン・ディーダラスの一日を、全十八エピソードで描く。各章は異なる文体で書かれ、ホメロス『オデュッセイア』と対応する構造を持つ。意識の流れ手法を駆使した二十世紀モダニズム文学の頂点。