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前衛芸術
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現代美術
第二次世界大戦後に台頭した美術潮流の総称。抽象表現主義・ポップアート・コンセプチュアルアートを経て、美術家は「何が芸術か」という問い自体をテーマにする。デュシャンの「泉」が嚆矢とされ、文脈と観客との関係が作品の価値を成立させる。
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フルクサス
1960年代初頭、ジョージ・マチューナスが主導した国際的な前衛芸術運動。ラテン語の「流れ・変化」を語源とし、ヨーコ・オノや白南準らが参加。絵画や彫刻の商品化を拒否し、楽譜状の指示書(イベント・スコア)で誰でも実行できる参加型アートを生み出した。コンセプチュアルアートとビデオアートの源流として現代に至る。
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未来派
1909年、マリネッティが『未来派宣言』をフィガロ紙に発表し創始したイタリアの前衛芸術運動。速度・機械・動態を美の基準とし、過去の文化を全否定。ボッチョーニら画家が動きの可視化を追求した。ダダ・構成主義など後続の前衛運動に広範な影響を与えた。
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ハプニング
1959年、アラン・カプローが《6つの部分における18のハプニング》を発表したことを起点に広まった前衛芸術の形式。偶発的な出来事と観客参加を作品とし、市場で流通する「物」としての芸術を根本から問い直した。ジョン・ケージの実験音楽に端を発し、フルクサス運動とも連動した。
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キネティック・アート
1920年代に萌芽し1960年代に確立した芸術運動。カルダーのモビール、ティンゲリーの機械彫刻、ヴァザルリの錯視絵画など「動き」を主題とした多様な表現を包括する。時間と空間を造形素材とした点で、参加型アートや現代インスタレーションの先駆けとなった。
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ロシア・アヴァンギャルド
1910年代から30年代にかけてロシアで展開した前衛芸術運動の総称。シュプレマティズムと構成主義を二本柱とし、芸術を社会変革の道具として再定義した。スターリン体制に弾圧されたが、その幾何学的言語はバウハウスを経て現代グラフィックデザインに刻まれている。
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草間彌生
1929年長野生まれ。強迫的な水玉・網目模様の反復で恐怖を克服する「自己療法」として芸術を実践。1958年渡米し前衛シーンで頭角を現す。1977年以降は精神科施設に自ら入居しながら制作を続け、インフィニティ・ルームと巨大な南瓜で世界的知名度を確立した。