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近代美術
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フリーダ・カーロ
1907年メキシコ生まれ。18歳の交通事故後、身体の痛みと格闘しながら絵画を制作。自画像を主軸に民族的アイデンティティ・女性性・植民地主義を表現した。ディエゴ・リベラとの波乱の結婚でも知られる。没後に世界的評価が確立し、フェミニズム・ポストコロニアル研究の象徴的存在となった。
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ジャポニスム
1872年にフランスの批評家フィリップ・ビュルティが命名した概念。日本の開国を機に流入した浮世絵・漆器・陶磁器が、モネ・ドガ・ゴッホらの構図感覚・平面性・色彩観を根底から変えた。アール・ヌーヴォーにも波及し、近代西洋美術の転換点のひとつとして位置づけられる。
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リトグラフ
1796年、バイエルンの発明家ゼネフェルダーが考案した平版印刷技術。石版上に油脂で描いた図柄を、油と水の反発原理を用いて紙に転写する。19世紀にドーミエやトゥールーズ=ロートレックが活用し、商業ポスター文化を牽引した。現代ではオフセット印刷の基盤技術として継承されている。
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新即物主義
1923年頃、ドイツで表現主義の情動過剰に対する反動として台頭した芸術運動。グスタフ・ハルトラウプが1925年のマンハイム展で命名。オットー・ディックス、ゲオルク・グロスらが戦争・貧困・退廃を客観的かつ批判的な写実で描いた。ナチス政権成立とともに「退廃芸術」として弾圧され、短命に終わった。