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十三世紀前半までに成立したとされる軍記物語。作者は不詳。平清盛を中心とする平家一門の栄華から、源氏との治承・寿永の乱(一一八〇-一一八五)、壇ノ浦での滅亡までを描く。琵琶法師の平曲として語り継がれる過程で増補と改訂が重ねられた。「祇園精舎の鐘の声」で始まる冒頭は、日本人の無常観を凝縮する名文として知られる。