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経営
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本田宗一郎と世界戦略
本田技研工業創業者(1906-1991)。小学校卒の町工場主から出発し、二輪で世界一、四輪でF1と米国市場を制覇する企業を一代で築いた。盟友・藤沢武夫との役割分担と、技術への徹底した執念が特徴。
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岩崎弥太郎と三菱の創業
岩崎弥太郎(1835-1885)は土佐藩の下層武士出身で、後藤象二郎に見出されて藩の海運業を継承し、三菱商会を設立した。西南戦争の軍事輸送で巨利を得て、海運を軸に炭鉱・造船・銀行へと多角化。政府と深く結びついた政商として、三井と並ぶ財閥の礎を築いた。
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松下幸之助の経営哲学
松下電器産業(現パナソニック)創業者(1894-1989)。小学校中退・丁稚奉公からの叩き上げで、一代で世界的企業を築いた。「水道哲学」「事業部制」「ダム経営」「衆知を集める経営」など、日本式経営の基本概念の多くを言語化した。
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盛田昭夫とソニーの誕生
ソニー共同創業者(1921-1999)。技術の井深大とマーケティングの盛田昭夫という二人三脚で、戦後日本のエレクトロニクス産業を世界に押し上げた。ウォークマンやトリニトロンで「Made in Japan」の価値を転換させた。
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渋沢栄一 ― 日本資本主義の父
渋沢栄一(1840-1931)は幕末に幕臣として渡欧し、大蔵省を経て実業界に転じた。第一国立銀行、東京証券取引所、王子製紙、東京海上、帝国ホテルなど約500社の設立に関与し、社会事業にも注力した。『論語と算盤』で唱えた道徳経済合一説は、日本型経営の思想的源流となった。
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暗黙知
「我々は語れる以上のことを知っている」——ポランニーのこの命題は、言語化・形式化できないが確かに働いている知識の存在を示した。自転車の乗り方から顧客対応の勘所まで、暗黙知は人間の知的活動の広大な基層をなす。野中郁次郎の知識創造理論により経営学の中核概念となり、組織の競争優位の源泉として再発見された。
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トヨタ生産方式の確立
トヨタ自動車が戦後に確立した生産管理思想。大野耐一を中心に体系化され、「ジャストインタイム」と「自働化」を二本柱とする。無駄を徹底排除し、少量多品種を高品質・低コストで生産する仕組みとして、世界の製造業・サービス業に影響を与え続けている。