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江戸
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江戸浮世絵版画
17世紀末に墨摺絵から始まり、1765年の鈴木春信による多色刷り『錦絵』完成で黄金期に入った江戸の大衆版画。版元・絵師・彫師・摺師の分業により、美人画・役者絵・名所絵・春画・武者絵が安価に量産され、都市町人の視覚文化を形成した。19世紀にはジャポニスムを通じて印象派に衝撃を与えた。
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歌舞伎
1603年、出雲阿国の『かぶき踊り』に始まり、江戸時代を通じて歌・舞・演技を融合する総合演劇として発展した日本の伝統舞台芸術。若衆歌舞伎・野郎歌舞伎を経て、女方・荒事・和事の演技様式、隈取・見得・花道の演出装置が確立。元禄期に近松門左衛門、幕末に河竹黙阿弥が名作を残した。ユネスコ無形文化遺産。
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おくのほそ道
俳諧師松尾芭蕉が、一六八九年、四十六歳の春に門人曾良を伴って江戸深川を発ち、奥州・出羽・北陸を巡って大垣に到る約百五十日の旅をもとに、晩年まで推敲を重ねて成立させた俳諧紀行文。全五十一章段に、約五十句の発句が散りばめられる。「月日は百代の過客にして」で始まる冒頭は、日本紀行文学の金字塔として知られる。
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江戸幕府と参勤交代
江戸幕府(1603-1867)は徳川家康が開いた武家政権。260年以上続いた安定の秘密は、兵農分離・身分固定・鎖国・参勤交代・武家諸法度など、諸大名の経済力と軍事力を計算ずくで削ぐ制度設計にあった。とくに参勤交代は、大名財政を恒常的に圧迫し反乱の芽を摘む、精緻な制度的抑止装置だった。