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正式名『摩訶般若波羅蜜多心経』。大乗仏教の膨大な『般若経』群のエッセンスを 262 字に凝縮した経典で、7 世紀に玄奘が漢訳した版が東アジアで最も広く読まれる。中心思想は『空』——あらゆる存在は固定的な実体を持たず、関係性の中で現れる——にある。
サンスクリット語 śūnyatā。2 世紀頃、龍樹(ナーガールジュナ)が『中論』で体系化した大乗仏教の根本概念。『あらゆる存在は固有の本質(自性)を持たず、条件に依存してのみ成立する』という、縁起を存在論の次元で徹底したもの。