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中国文学
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紅楼夢
清代中期、曹雪芹(一七一五頃-一七六三頃)が晩年に書いた長編小説。前八十回が曹の手稿、後四十回は高鶚の続作とされる。清朝の貴族賈家を舞台に、詩才ある少年賈宝玉と、虚弱な従妹林黛玉、現実家の薛宝釵との三角関係、栄華を極めた賈家の没落を描く。人物造形の深さと詩文の豊かさにおいて、中国小説の最高峰とされる。
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三国志演義
元末明初の文人羅貫中に帰される歴史小説。後漢末の黄巾の乱(一八四年)から西晋による統一(二八〇年)までの約百年を題材に、魏・蜀・呉の三国の興亡を描く。歴史書『三国志』と講談・民間伝承を素材にしつつ、劉備・関羽・張飛・諸葛亮を中心とする蜀漢に視点を置く。中国四大奇書の一つで、東アジア全域の軍略論・処世論の原典となった。
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水滸伝
元末明初に成立したとされる長編章回小説。施耐庵が著し羅貫中が補訂したとも伝わる。北宋末、政治の腐敗によって各地で罪を負い追われた百八人の好漢たちが、山東の梁山泊に集結し、官軍と戦い、最後には朝廷の招安を受けて遼や方臘討伐に従事する。義賊のピカレスク叙事として、中国四大奇書の一つに数えられる。