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村上春樹
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海辺のカフカ
2002年刊行。15歳の少年・田村カフカが東京を脱出し、四国・高松の図書館に辿り着く物語と、猫と話す老人・中田さんの物語が並走する。オイディプス神話とカフカ文学を下敷きに、意識と無意識、記憶と喪失、父と子の対立を描く。
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ノルウェイの森
1987年刊行。村上春樹が初めて写実的手法で書いた長編で、国内累計1000万部を超えるベストセラーになった。1960年代末の東京と京都を舞台に、主人公ワタナベが友人の死を契機に二人の女性と向き合いながら喪失と再生を経験する。ビートルズの同名曲が作品世界の通奏低音をなす。
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ねじまき鳥クロニクル
村上春樹が1994〜95年に新潮社から発表した長編三部作。平凡な男・岡田亨が失踪した妻と猫を探す過程で、ノモンハン事件の暴力や現代日本に潜む闇へと引き込まれていく。「井戸」「ねじまき鳥」「烙印」等の象徴が絡み合い、個人の内的旅行と歴史的集合記憶を一体化させた村上文学の集大成として評価される。