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共同体主義
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ウブントゥ
ズールー語・コサ語圏に起源を持つアフリカ哲学の核心概念。「人は他の人を通してはじめて人になる(Umuntu ngumuntu ngabantu)」を基軸に、共同体・共感・相互依存を人間存在の前提と見る。デズモンド・ツツによって世界に広まり、南アフリカの和解プロセスに思想的根拠を与えた。
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美徳なき時代
アラスデア・マッキンタイア(1929-)が1981年に刊行した倫理学書。原題は『After Virtue』。近代啓蒙以降の倫理学(カント・功利主義)は、徳と共同体の文脈を失った結果、共通の道徳的言語を持たない『情緒主義』に陥ったと診断し、アリストテレス=トマス的徳倫理の復権を訴えた。共同体主義(コミュニタリアニズム)の旗手として、ロールズ的リベラリズムに対抗する論陣を張った。
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サンデル『正義』
ハーバード大学教授マイケル・サンデル(1953-)の講義『Justice』を元にした2009年の書籍『これからの「正義」の話をしよう』。功利主義・リベラリズム・コミュニタリアニズムの三大立場を、トロッコ問題・代理出産・同性婚などの具体事例で論じ、世界的ベストセラーに。NHK『ハーバード白熱教室』で日本でも爆発的人気を得た。